仮想通貨取引の儲けにも関わってくる取引手数料の仕組みとは?
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手数料とは
手数料はいつかかる?
仮想通貨の手数料は仮想通貨か現金を動かしたときにかかります。細かく言えば、仮想通貨の送金や現金の入出金、仮想通貨の取引の3つのタイミングになります。この中で重要になってくるのは仮想通貨取引にかかる手数料です。仮想通貨や現金の送金をすることはありますが取引の回数よりは少ないので、取引手数料は気にしてください。特に、スキャルピングなど超短期、短期での投資を行う予定の方は要注意です。
取引手数料がマイナスの取引所も
販売所での手数料は無料となっているところが多いですが、取引所での取引にかかる手数料はバラバラです。中には取引手数料がマイナスのところもあります。取引をしたらその分だけビットコインなどがもらえるという手数料です。ただ、仮想通貨をもらえると言ってもただ取引をしただけではもらえず、ちょっとした作業をする必要があるところもあります。
maker手数料とtaker手数料
手数料にはmaker手数料とtaker手数料という2つの種類の手数料があります。どちらの手数料を払っているのかによって手数料として払う金額が変わってきます。仮想通貨の取引所には「売りたい」金額を示す板と「買いたい」金額を示す板があります。
「売り」の板についている金額で買い注文を出すと価格の変動を待つまでもなくそのまま仮想通貨を購入することができます。この場合はtaker手数料と呼ばれる手数料がかかります。「売り」に出されている金額よりも低い金額で購入するときにはmaker手数料がかかります。
手数料の差は?
maker手数料とtaker手数料では手数料が変わると書きました。一般的にmaker手数料の方がtaker手数料よりも安くなっています。マイナス手数料をやっているのはmaker手数料であることが多いです。maker手数料の方が安いのは「買い」の板を作り流通を進めるためという意見もありますが、取引所側としてのはっきりとした意図は分かっていません。
各種取引所の手数料比較
GMOコイン
GMOコインでは取引手数料は無料となっています。ただ、取引所がなく販売所だけの運営になるので、実質的な手数料となる「スプレッド」には注意してください。スプレッドとは買値と売値の差のことでこの差が実質的な取引所の儲けとなります。
また、GMOコインではレバレッジ取引を行うことができますが、その場合は縦玉ごとに0.04%の手数料がかかることとなります。ただ、日をまたいで取引の決済を行うと新しく手数料がかかります。レバレッジ手数料の計算方法は縦玉の数、終値を掛け合わせてそれに0.04%を掛けたものになります。
BitTrade(ビットトレード)
BitTradeはビットコイン以外のイーサリアムなどのアルトコインを取引することができます。ビットコインの手数料はmaker、taker手数料ともに0.2%となっています。アルトコインは総じてビットコインよりも手数料が高くなっており、maker手数料は0.2%から0.3%とどのアルトコインを取引してもそれほど違いはありません。taker手数料はmaker手数料よりも0.05%から0.4%高くなっています。
QUOINEX(コイネックス)
コイネックスはシンガポールから来た仮想通貨取引所です。手数料はビットコインであれば無料です。アルトコインの手数料は0.25%となっています。また、レバレッジ手数料は1日当たり0.05%となっています。計算方法はGMOコインと同じです。
DMMビットコイン
DMMビットコインはビットコインの販売所だけの運営となっています。利用手数料は入出金、取引手数料ともに無料となっています。仮想通貨の送金手数料も基本的には無料ですが、マイナーなアルトコインの場合は手数料がかかってきます。レバレッジ手数料は1日につき0.04%となっています。DMMビットコインのポイントは通常、高額の手数料がかかってしまうクイック入金を選択しても入金手数料がかからないところにあります。